ADSRA オルタナティブデータ分析チャレンジ2023 にて奨励賞を受賞

株式会社アナザーウェア(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:鈴木 晶)は、ADSRA(一般社団法人オルタナティブデータ推進協議会)主催の「オルタナティブデータ分析チャレンジ2023」において、当社のデータサイエンティストチームが奨励賞を受賞しました。

受賞概要

本コンペティションは、企業の売上予測や投資判断に活用できる代替データ(オルタナティブデータ)の可能性を探求することを目的に開催されました。今回、アナザーウェアは「上場企業の次期の売上予測におけるPOSデータの利用可能性の調査」に関する分析を行い、その成果が評価されました。

分析の目的と結果

当社のチームは、以下の目的で分析を実施しました。

・POSデータを用いた企業の売上高予測(四半期・通期)が可能かどうかの検証
・新型コロナウイルス感染症(以下「コロナ」)の流行がPOSデータを活用した売上高予測に与える影響の分析

主な結果は以下の通りです。

POSデータを活用した売上予測の可能性複数の企業の四半期売上予測において、実売上に近い予測を達成。企業発表の売上予想よりも早期に、集計されたPOSデータを活用した予測が可能であることが示唆されました。

コロナ流行の影響モデルの外れ値から、コロナの流行がPOSデータに大きな影響を与えていることが判明。企業や商品ごとに異なる影響を考慮し、適切な売上予測モデル(コロナ以降・全期間)を選択する必要があることが示されました。

今後の展望商品や企業の特長に関する詳細データを加味することで、より多角的なデータ分析が可能となることが示唆されました。

今後の展開

アナザーウェアは、今回の受賞を契機に、データサイエンス領域での知見をさらに深めてまいります。また、システム開発を主業務とする当社にとって、今回のコンペ参加はデータ分析の新たな可能性を探る貴重な機会となりました。今後も、データ活用を通じて企業の経営判断を支援し、社会に貢献していくことを目指します。